
~人・動物・環境のつながりを考えるイベント~
2025年10月25日(北九州市)と11月8日(筑後市)の2日間にわたり、「ワンヘルスフェスタ2025」が開催され、多くの人が参加しました。
このイベントは、「ワンヘルス」について理解を深めてもらうことを目的に、人・動物・環境のつながりを“楽しく学び、体験できる”内容で行われました。
フェスタでは、自然や動物とのふれあいを通じた健康づくりをメインテーマに、ステージイベントや高校・大学によるワークショップ、ワンヘルスをテーマにしたパネル展示、ワンヘルス宣言事業者のブース出展、福岡県ワンヘルス認証商品の販売など、来場者が楽しみながら学べる催しが多数行われました。

筑後市会場では、FAVAワンヘルス福岡オフィスの藏内所長が登壇し、近年全国で増えている熊の出没や被害の背景について述べました。
所長は「人の命を守るための対策はもちろん必要だが、これからは野生動物と人がうまく共に生きていくことを考えなければならない」と語り、むやみに動物を排除するのではなく、自然と共存できる社会を目指す重要性を訴えました。
また、気候変動や里山の減少によって動物たちのすみかや食べ物が減り、人里に出てくることが増えている現状に触れ、「もともと熊たちは山で暮らしていたのに、人間の開発が進み、今では人間のほうが動物の生活圏に入り込んでいる」と指摘しました。
さらに所長は、「気候変動を含めた環境の変化は、人間の活動によって引き起こされたもの。今こそ自然との関わり方を見直す時期にきている」と述べ、「ワンヘルスの理念のもと、人・動物・環境が一体となって健康で持続可能な社会を築くことが大切です」と訴えました。
また、福岡県では国際フォーラムの開催や世界的な研究者との連携など、ワンヘルスを推進する具体的な取り組みが進められています。最後に藏内所長は、県内60の市町村全てが「ワンヘルス宣言」を行ったことに触れ、「福岡を世界の“ワンヘルスの聖地”として発信していきたい」と抱負を語りました。
その後、藏内所長は、会場内に設けられたワンヘルスPRブースや保護犬・保護猫の譲渡会、県立高校によるワンヘルスパネル展などを見学し、出展者や来場者と交流しました。

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